近年、不動産投資は増加傾向にあります。投資家だけではなく、一般のサラリーマン家庭などでも不動産投資をする人が増加しているのです。なぜ、不動産投資をする人が増加しているのでしょうか?その理由と、今後の不動産投資における見通しについて考えてみましょう。

不動産投資が増加している理由は?

不動産投資には2種類あります。一般的に不動産投資といわれて思い浮かぶのが、土地を購入して土地の価格が上昇したタイミングで売却し、その差益を狙うという投資でしょう。ただしこの方法では利益も大きいのですがリスクも高く、土地価格が下落してしまった場合には大きな損失となるでしょう。
もう一つの不動産投資として、収益不動産の経営があります。これは土地を買ってアパートやマンションを建てるか、もしくは既存のアパート・マンションを買い取って経営することです。集合住宅だけではなく、一戸建ての貸家や倉庫、土地を買って貸し出すのも収益不動産に含まれます。売買とは異なり管理の手間などはかかるのですが、毎月決まった収入を得ることができるという魅力があります。また、収益不動産の場合は土地の価格が一時的に上下してもあまり関係ないので、安定した収入を得ることができるのもメリットです。
こうした理由から、現在は収益不動産に不動産投資をする一般の人が増加傾向にあります。特に老後の収入について気になる、高齢となりつつある人が貯金を使って不動産投資をしていることが多いようです。

不動産投資は今後も増加する?

それでは、不動産投資による投資は、今後も増加するのでしょうか?
2020年に東京オリンピックが開催されるので、開催地を中心として土地の価格は上昇しています。この地価の上昇は、オリンピックが終わるまでは続くので、まだまだ不動産を取得しようという人も多いでしょう。
また、収益不動産については、最近空き家対策法なども施行されたことで、これまで空き家が建てられていた土地を売却する人も増えてきます。不動産投資として、その土地を取得して集合住宅などを建設する人も増加すると考えられるので、今後収益不動産に投資する人はますます増えていくと思います。
不動産会社でも、土地を持っていればアパートの建設費用を肩代わりして、毎月の家賃で返済するなどのプランを打ち出しているため、今空き家を保有している人が収益不動産への不動産投資をする可能性も増加するでしょう。
不動産投資を始める場合、まずは予想される収益などを不動産会社に相談してみましょう。そうすれば、何年で元が取れて、どれくらいの収入になるかという目途を立てることができます。