みなさんは、注文住宅を作る際、部屋の間取りのどこに階段を設置しますか?
注文住宅は、自分の好みに合わせて住宅を作ることができますが、階段の場所を重要視する人を聞くことは少ないですよね。
今回は、注文住宅で階段を作る際、どこに設置するのがベストなのかを説明したいと思います。

注文住宅を作る前に階段について知ろう

何気なく、様々な場面で階段を目にすることは多いですが、階段にも種類があるのはご存知でしょうか?

階段には、直線階段、折れ階段、折り返し階段といった種類があります。
注文住宅では階段も選ぶことができ、意外と種類があるのには驚きますよね。

直線階段は、下から真っ直ぐ上がる階段で、比較的間取りが狭い家でおすすめされています。
私たちが生活する中で、多くの建物や家の中で見られることが多い階段の形ですよね。

折れ階段は、途中でL字型に曲がっているのが特徴で、階段の途中に踊り場ができます。
商業施設や、部屋の間取りが広い家で使われている階段でもあります。

折り返し階段は、U字型に折り返していて踊り場が折り階段より広いことが特徴です。
傾斜が緩やかになり、上り下りの安全性が高いと言えるでしょう。

注文住宅のどこに階段を設置した方が良い?

少し前の注文住宅の造りならば、階段は玄関から見えるところに作ることが一般的でした。
しかし、近年では、階段の設置場所は玄関付近ではない家も多くなりました。

特に設置場所として用いられることが多いのは、リビングです。
リビングに階段を設置して、階段下の空いたスペースを収納に活用するような手法が用いられるようになりました。
実際に、テレビや雑誌でも、階段下を活用した収納方法が多く取り上げられていますよね。

また、リビングに階段を設置することで、他にもメリットがあります。

家族が2階へ行く場合、必ずリビングを通ることになるので、コミュニケーションが取りやすくなるといった一面もあります。
子どもがいる世帯ならば、必ず会話ができるので嬉しいメリットですよね。

一方で、リビングに階段を設置すると、部屋の暖房が温まりにくいことや、生活音が2階にも響きやすいというデメリットもあります。

しかし、収納場所が確保できることや、家族のコミュニケーションに繋がることを考えると、階段はリビングに設置することがベストと言えるでしょう。

まとめ

今回は、注文住宅で階段を作る際、どこに設置するのがベストなのかを説明しました。
階段には3種類あり、部屋の間取りや住宅の広さに応じて選択することができます。
そして、収納やコミュニケーションの点から、階段はリビングに設置するとベストであると言えます。
しかし、リビングに階段を設置することはメリットだけではないので、家族と相談し、日常生活で使いやすい場所に設置することも大切になるでしょう。