注文住宅は最初の設計の段階も大切ですが、引き渡しの時にも気を付けなければいけない点があります。引き渡す前や実際に引き渡すときは、どういった点に気を付けなければいけないのでしょうか?

引き渡す前に気を付けること

注文住宅の引渡し前に気を付けなければいけないのは、住宅会社から工事が完了していないにも関わらず、予定日に代金を支払ってほしいといわれることがあるということです。もちろん、本来は完成した住宅と引き換えに代金を支払うのが正しいタイミングです。ただ、住宅会社が売り上げを計上するタイミングの問題があるので、月末や期末などが予定日の場合は、未完成であっても引き渡したということにして代金の支払いを求めてくることがあるのです。
もちろん、この要求は住宅会社の勝手な都合なので、従う必要はありません。もしも工事が完了していないうちに、引き渡したことにして代金を支払った場合は、いくつかのリスクが考えられます。例えば住宅会社の倒産リスクもありますし、代金を支払った後は対応が悪くなったというケースもあります。代金は、きちんと工事が完了してから支払いましょう。

注文住宅の引き渡しのタイミングで気を付けること

それでは、実際に注文住宅の工事が完了して、いざ引き渡しというタイミングで気を付ける点について考えてみましょう。まず、引き渡しを受けると工事が完了したということになるので、その前に何かおかしなところはないか、隅々までチェックしてみましょう。もしもおかしなところがあった場合は、その縁を指摘して追加工事をしてもらいましょう。
注文通りに変更するための工事であれば、改めて工事代金を請求されることはありません。まあいいか、と流してしまい、あとで後悔する人も少なくありません。自分の自宅なので、しかりと注文通りになっているかを確認してください。注文住宅の代金は、ここまで話を、進めて引き渡しに問題ないことが確認出来たら、支払いましょう。
家は一生の買い物であり、失敗したからといってすぐに買い直すというのは不可能でしょう。そのため、注文住宅は細かいところまでしっかりと確認し、必要があれば納得がいくように工事してもらいましょう。
注文住宅は、引き渡しとなって初めて自分のものとなります。長く、後悔なく住み続けられるように、しっかりとチェックするべきところはチェックして満足のいく家を受け取りましょう。